2006年12月06日
辛さが命
PCがご機嫌を損ね、調整にずいぶん時間を費やしてしまいました。
この間こちらを訪れていただいた皆々様にお詫び申し上げます。
この記事も何度かの失敗を繰り返しながら書き直しているような、五十路半ばのブログ初心者が始めることですからどうかナガ~イ目で見てやってください。これからヨロシクお願いいたします。
辛味大根が穫れるこの時期、兄から「取りに来い」と電話が入る。毎年のことながらこちらもそれを心待ちにしている。
小ぶりながらも、ドッカーンとパンチの利いた辛さは、煮物には不向きながら、おろしで食すると妙にとり憑かれる代物である。
最近の若者が好む、味覚を麻痺させる辛さではなく、鼻の奥を刺激するようにツンとくる辛味臭と、喉の奥を熱くする辛味が胃に到達すると、汗腺がピピッと開いていくのがよくわかり、いかにも体に良さそうな刺激の虜になっている。
新蕎麦が出回り、辛味大根の季節になると無性に食べたくなるものがある。
二十五年程前のことになるが、しごとの納品で福井県今立町を訪れたとき、得意先でご馳走にあずかったのが 「越前おろし蕎麦」 との初めての出会いである。
福井県の今庄町あたりは、日本蕎麦の三大産地といわれ、色黒で甘みのある良質の蕎麦どころとして有名だが、この蕎麦の旨みを一際引き立てるのが、とてつもなく辛味の利いた大根おろしで、両者が醸し出す絶妙のハーモニーは一瞬にして私の気持ちを捉え、以来 おろし蕎麦 は忘れられない一品となってしまった。
私の現在のパートナーが、まだ彼女だった頃、この蕎麦の美味さを味合わせてやりたくて納品を兼ねたドライブに誘ったことがある。
納品を済ませ、国道365号線で岐路に着いたが途中今立と今庄の間に位置する南条町で、オープンしたばかりの真新しいお蕎麦屋さんを見つけ、辛いものを苦手とする彼女を説得し、おろし蕎麦の初体験をしてもらった。
(彼女の家族は全員が甘党で、 甘いもの=美味いもの ととんでもない勘違いをして育っていた。)
鼻の頭や顔に汗をかき、ハンカチで汗を拭き拭きしながらも彼女は、蕎麦湯までも堪能し、おろし蕎麦のとりこになってしまった。
今年10月に福井で 「車いすテニス大会」 が開催され夫婦共々参加させていた時のこと、夕食はホテル近くの居酒屋へと数人で繰り出し、メニューの中に おろし蕎麦 の文字を発見!
久しぶりのおろし蕎麦との再会に、胸を躍らせ待つこと十数分・・・・
出てきました・・・・出てきましたヨ~~~!!・・・・
ウンッ??? 何だかちがうぞッ!! あの鼻を刺すような香りが全くない ・・・・・・
蕎麦を口に運ぶと
マッズ~~~イッ

おろし蕎麦は 「辛さが命っ」
(それでも注文したものは全部いただく性分は年齢のなせる業なのか??)
不味いものあれば、美味いものあり・・・・・
見つけてしまいました・・・・・


塩梅のいい塩加減 炙り具合ー申し分なし
福井名産 「笹ガレイの一夜干し~~~」
これまた、福井の地で忘れられない一品となった。
今年も兄が作った辛味大根で、おろし蕎麦を連日のように食したが、さすがに産地のものには遠く及ばないものの、我が家のささやかなる幸せなひと時をすごさせていただきました。 ゴチソウサマデシタ。
《福井で見つけた美味いもの》
越前ガニ、越前おろし蕎麦、笹ガレイの一夜干し、けんけら、はならっきょう・・・・etc
この間こちらを訪れていただいた皆々様にお詫び申し上げます。
この記事も何度かの失敗を繰り返しながら書き直しているような、五十路半ばのブログ初心者が始めることですからどうかナガ~イ目で見てやってください。これからヨロシクお願いいたします。
辛味大根が穫れるこの時期、兄から「取りに来い」と電話が入る。毎年のことながらこちらもそれを心待ちにしている。
小ぶりながらも、ドッカーンとパンチの利いた辛さは、煮物には不向きながら、おろしで食すると妙にとり憑かれる代物である。
最近の若者が好む、味覚を麻痺させる辛さではなく、鼻の奥を刺激するようにツンとくる辛味臭と、喉の奥を熱くする辛味が胃に到達すると、汗腺がピピッと開いていくのがよくわかり、いかにも体に良さそうな刺激の虜になっている。
新蕎麦が出回り、辛味大根の季節になると無性に食べたくなるものがある。
二十五年程前のことになるが、しごとの納品で福井県今立町を訪れたとき、得意先でご馳走にあずかったのが 「越前おろし蕎麦」 との初めての出会いである。
福井県の今庄町あたりは、日本蕎麦の三大産地といわれ、色黒で甘みのある良質の蕎麦どころとして有名だが、この蕎麦の旨みを一際引き立てるのが、とてつもなく辛味の利いた大根おろしで、両者が醸し出す絶妙のハーモニーは一瞬にして私の気持ちを捉え、以来 おろし蕎麦 は忘れられない一品となってしまった。
私の現在のパートナーが、まだ彼女だった頃、この蕎麦の美味さを味合わせてやりたくて納品を兼ねたドライブに誘ったことがある。
納品を済ませ、国道365号線で岐路に着いたが途中今立と今庄の間に位置する南条町で、オープンしたばかりの真新しいお蕎麦屋さんを見つけ、辛いものを苦手とする彼女を説得し、おろし蕎麦の初体験をしてもらった。
(彼女の家族は全員が甘党で、 甘いもの=美味いもの ととんでもない勘違いをして育っていた。)
鼻の頭や顔に汗をかき、ハンカチで汗を拭き拭きしながらも彼女は、蕎麦湯までも堪能し、おろし蕎麦のとりこになってしまった。
今年10月に福井で 「車いすテニス大会」 が開催され夫婦共々参加させていた時のこと、夕食はホテル近くの居酒屋へと数人で繰り出し、メニューの中に おろし蕎麦 の文字を発見!
久しぶりのおろし蕎麦との再会に、胸を躍らせ待つこと十数分・・・・
出てきました・・・・出てきましたヨ~~~!!・・・・
ウンッ??? 何だかちがうぞッ!! あの鼻を刺すような香りが全くない ・・・・・・
蕎麦を口に運ぶと



おろし蕎麦は 「辛さが命っ」
(それでも注文したものは全部いただく性分は年齢のなせる業なのか??)
不味いものあれば、美味いものあり・・・・・




塩梅のいい塩加減 炙り具合ー申し分なし
福井名産 「笹ガレイの一夜干し~~~」
これまた、福井の地で忘れられない一品となった。
今年も兄が作った辛味大根で、おろし蕎麦を連日のように食したが、さすがに産地のものには遠く及ばないものの、我が家のささやかなる幸せなひと時をすごさせていただきました。 ゴチソウサマデシタ。
《福井で見つけた美味いもの》
越前ガニ、越前おろし蕎麦、笹ガレイの一夜干し、けんけら、はならっきょう・・・・etc