2007年07月06日
子供達の未来
度会特別支援学校から、障害者の自立生活についての講演と、
車いすテニスの実演の依頼があり、夫婦で行って来ました。
この学校は、小学部から高等部まであり、
重度身体障害、知的障害などの子供達が60人ほど学んでいます。
今回の講演の対象は、高等部に通う子供達、20人余り。
重度障害の子供達が自立するということはとても難しいことですが、
少しでも参考になればとのことで、自分のこれまでの人生や、今の
生活を話してくださいと言われました。
学校の体育館で、輪になるように座って、先に私が話しをしました。
中学3年の時、夜中寝ていたら突然背中が痛み出し、それっきり足が
動かなくなったこと。
社会に出るため、車の免許を取って就職したこと。
車いすテニスを始めて、世界が広がったことなど話して、
おろし蕎麦にバトンタッチ。
彼も、自分のこれまでの人生を話していました。
講演が終わると、車椅子テニスの実演です。
最初は二人で打ち合って、華麗な?テニスを披露するはずだったの
ですが、いかんせん二人ともずっと忙しくて、テニスは久しぶり
全然続かなくて、ヘタクソでした~
その後、子供達一人一人に球出しして打たせてあげます。
テニスなんて経験の無い子達ばかり。
最初は空振りするけど、そのうちラケットにボールが当たるように
なると、ニッコリ
「交代!」って言われると、すぐにまた列の後ろに並んだりしてた
全員に体験してもらいましたが、楽しんでくれたかなあ?
お昼には、みんなと一緒に給食をいただきました
なつかしい~~
給食なんて何年(○十年?)ぶりだろう?
メニューは、すき煮とほうれん草の和え物。
それと、牛乳とヨーグルトでした。
しぶいね~
私はもっと子供向けの、ハンバーグとかスパゲティみたいなものが
出るのかなって思ってたんだけど、ちゃんと身体のこと考えられて
いるんですね~
私がいつも食べるお昼の日替わり弁当より、ずっとヘルシーでした
午後からは、自動車の乗り方の実演です。
実際に車に乗るところを見せました。
どうやって車に乗るのか、車イスはどうするのか、みんな興味津々。
車好きの男の子達も多くて、将来はやっぱり自分で運転したいと
思っているみたいで熱心に聞いていました。
これも一人一人体験させます。
エンジンをかけさせて、アクセルを踏ませる。
ブオ~っと音がすると、ワクワクするらしく満面の笑み~
「暴走族がいるぞ~!」と大笑いで、とても楽しそうでしたね
でもこの時、ちょっと残念に思ったことが・・・
車から乗り降りする時に、先生方がやたらと手を貸すんですよね。
時間をかければ、この子は一人で乗れるなと思われる子もいたのです
が、次の子が待っているからと先生方が抱っこして乗せてしまう。
時間が無いから、
仕方がないといえば仕方がないことなんですけど・・・。
一人でできることをやらせず、すぐに手を貸してしまうのはその子に
とってはマイナスで、聞くと普段から、時間の短縮のため手を出して
しまうとのことでした。
このうち、何人の子が免許を取れるのかは分かりません。
無理と思われる子も確かにいます。
「ママが絶対取っちゃダメって言うの」と話す子も。
子供の成長・自立を願うのは、親も先生もみんな同じなのですが、
難しい問題です。
私の母も、私が車の免許を取ることをずっと反対していました。
万が一、何かあっても逃げられないからと。
でも屁理屈かもしれないけど、
何かある可能性は万が一なんですよね。
万に1回なんです。あとの9999回は何事もないかもしれない。
たった1回のことを怖れて、残りの可能性を無にすることは、
私にはとても、もったいない気がしたんです。
それで、母を説き伏せて免許を取りました。
それから18年経ちますが、無事故、無違反、ゴールド免許です
車に乗れるようになってから、どれだけ自分の世界が広がったか。
今、免許がなかったら・・・・・考えられません
テニスにも行けないし、大会にも行けない。
仕事に行くこともできないし、買い物にも行けない。
そんな生活は、もう無理です。
免許を取る前の私には、今の私は想像もつきませんでした。
おろし蕎麦の力が大きいんですけどね
できるだけ子供達にはいろんな事にチャレンジしてもらって、
目標をもって、それに向かって頑張ってもらいたいと思います。
この子達の将来も、今よりも数倍広がった世界があるといいですね
車いすテニスの実演の依頼があり、夫婦で行って来ました。
この学校は、小学部から高等部まであり、
重度身体障害、知的障害などの子供達が60人ほど学んでいます。
今回の講演の対象は、高等部に通う子供達、20人余り。
重度障害の子供達が自立するということはとても難しいことですが、
少しでも参考になればとのことで、自分のこれまでの人生や、今の
生活を話してくださいと言われました。
学校の体育館で、輪になるように座って、先に私が話しをしました。
中学3年の時、夜中寝ていたら突然背中が痛み出し、それっきり足が
動かなくなったこと。
社会に出るため、車の免許を取って就職したこと。
車いすテニスを始めて、世界が広がったことなど話して、
おろし蕎麦にバトンタッチ。
彼も、自分のこれまでの人生を話していました。
講演が終わると、車椅子テニスの実演です。
最初は二人で打ち合って、華麗な?テニスを披露するはずだったの
ですが、いかんせん二人ともずっと忙しくて、テニスは久しぶり

全然続かなくて、ヘタクソでした~

その後、子供達一人一人に球出しして打たせてあげます。
テニスなんて経験の無い子達ばかり。
最初は空振りするけど、そのうちラケットにボールが当たるように
なると、ニッコリ

「交代!」って言われると、すぐにまた列の後ろに並んだりしてた

全員に体験してもらいましたが、楽しんでくれたかなあ?
お昼には、みんなと一緒に給食をいただきました

なつかしい~~

メニューは、すき煮とほうれん草の和え物。
それと、牛乳とヨーグルトでした。
しぶいね~

私はもっと子供向けの、ハンバーグとかスパゲティみたいなものが
出るのかなって思ってたんだけど、ちゃんと身体のこと考えられて
いるんですね~

私がいつも食べるお昼の日替わり弁当より、ずっとヘルシーでした

午後からは、自動車の乗り方の実演です。
実際に車に乗るところを見せました。
どうやって車に乗るのか、車イスはどうするのか、みんな興味津々。
車好きの男の子達も多くて、将来はやっぱり自分で運転したいと
思っているみたいで熱心に聞いていました。
これも一人一人体験させます。
エンジンをかけさせて、アクセルを踏ませる。
ブオ~っと音がすると、ワクワクするらしく満面の笑み~

「暴走族がいるぞ~!」と大笑いで、とても楽しそうでしたね

でもこの時、ちょっと残念に思ったことが・・・
車から乗り降りする時に、先生方がやたらと手を貸すんですよね。
時間をかければ、この子は一人で乗れるなと思われる子もいたのです
が、次の子が待っているからと先生方が抱っこして乗せてしまう。
時間が無いから、
仕方がないといえば仕方がないことなんですけど・・・。
一人でできることをやらせず、すぐに手を貸してしまうのはその子に
とってはマイナスで、聞くと普段から、時間の短縮のため手を出して
しまうとのことでした。
このうち、何人の子が免許を取れるのかは分かりません。
無理と思われる子も確かにいます。
「ママが絶対取っちゃダメって言うの」と話す子も。
子供の成長・自立を願うのは、親も先生もみんな同じなのですが、
難しい問題です。
私の母も、私が車の免許を取ることをずっと反対していました。
万が一、何かあっても逃げられないからと。
でも屁理屈かもしれないけど、
何かある可能性は万が一なんですよね。
万に1回なんです。あとの9999回は何事もないかもしれない。
たった1回のことを怖れて、残りの可能性を無にすることは、
私にはとても、もったいない気がしたんです。
それで、母を説き伏せて免許を取りました。
それから18年経ちますが、無事故、無違反、ゴールド免許です

車に乗れるようになってから、どれだけ自分の世界が広がったか。
今、免許がなかったら・・・・・考えられません

テニスにも行けないし、大会にも行けない。
仕事に行くこともできないし、買い物にも行けない。
そんな生活は、もう無理です。
免許を取る前の私には、今の私は想像もつきませんでした。
おろし蕎麦の力が大きいんですけどね

できるだけ子供達にはいろんな事にチャレンジしてもらって、
目標をもって、それに向かって頑張ってもらいたいと思います。
この子達の将来も、今よりも数倍広がった世界があるといいですね
