2007年04月11日
代打!
ほたるが仕事でお疲れの様子なので急遽代打です。
―ごうせんさんへ―
今回は説明用に彫刻したものを掲載します。
(この写真は実物を約125%に拡大したものです)
この写真で白く見えている部分が型紙をくりぬいた部分で、
黒く見えるところは線として残した部分です。
線として残した部分は、大体0.1~0.3㎜の太さです。
《図ー1》

《図ー2》

小刀は鍛冶屋さんが鍛造したもので、まるまる鋼(ハガネ)
でできており幅3㎜、厚さ0.5㎜研いで白く見える部分が3㎜位で
両面同じように研ぎ上げますが、ふだんの仕事は大体このような
感じの研ぎ方になります。
《図ー1》のように細かい作業になると研ぎ角がもっと鋭角になり
(ちょうど白く見えている部分の対角線くらいの角度)刃先はうん
と長くなります。
切れ味は、赤ちゃんの産毛が剃れる位に仕上げよといわれますね。
小刀も鍛冶屋さんの手作りですから、焼きが甘いのや焼きがきつい
ものさまざまですが、焼きが入りすぎた物はよく刃先が折れるので
仕事のはかどり具合に大きく影響します。
さて砥石ですが、研ぎが慣れてくると砥石の端から端まで使える
ようになり、部分的に減るということはなくなります。
仕上げ砥石は一度買えば一生もんなのでわたしも何十年も前に
買ったきりで何石なのかは忘れましたが、先にも触れたように小
刀の焼き入れ具合で、焼きがきつい小刀には赤土が入ったような
柔らかめの砥石。焼きが普通か、甘い小刀には堅めの砥石と2種
類の砥石を使いわけています。
こんな説明で解っていただけますでしょうか?
道具には職人の性格がよく現われ、道具をみればその職人の技量は
大体解りますね!
さて私は・・・・・・???
( 昔から我々の世界では下手な職人ほど必要でない道具を欲しがった
り、道具に金をかけるといわれたりしますが~・・・・・・(^^;) )
―ごうせんさんへ―
今回は説明用に彫刻したものを掲載します。
(この写真は実物を約125%に拡大したものです)
この写真で白く見えている部分が型紙をくりぬいた部分で、
黒く見えるところは線として残した部分です。
線として残した部分は、大体0.1~0.3㎜の太さです。
《図ー1》

《図ー2》

小刀は鍛冶屋さんが鍛造したもので、まるまる鋼(ハガネ)
でできており幅3㎜、厚さ0.5㎜研いで白く見える部分が3㎜位で
両面同じように研ぎ上げますが、ふだんの仕事は大体このような
感じの研ぎ方になります。
《図ー1》のように細かい作業になると研ぎ角がもっと鋭角になり
(ちょうど白く見えている部分の対角線くらいの角度)刃先はうん
と長くなります。
切れ味は、赤ちゃんの産毛が剃れる位に仕上げよといわれますね。
小刀も鍛冶屋さんの手作りですから、焼きが甘いのや焼きがきつい
ものさまざまですが、焼きが入りすぎた物はよく刃先が折れるので
仕事のはかどり具合に大きく影響します。
さて砥石ですが、研ぎが慣れてくると砥石の端から端まで使える
ようになり、部分的に減るということはなくなります。
仕上げ砥石は一度買えば一生もんなのでわたしも何十年も前に
買ったきりで何石なのかは忘れましたが、先にも触れたように小
刀の焼き入れ具合で、焼きがきつい小刀には赤土が入ったような
柔らかめの砥石。焼きが普通か、甘い小刀には堅めの砥石と2種
類の砥石を使いわけています。
こんな説明で解っていただけますでしょうか?
道具には職人の性格がよく現われ、道具をみればその職人の技量は
大体解りますね!
さて私は・・・・・・???
( 昔から我々の世界では下手な職人ほど必要でない道具を欲しがった
り、道具に金をかけるといわれたりしますが~・・・・・・(^^;) )
ここでブログしてる人って
テニス以外でも、いろんな技を持った方が多いですね。
>線として残した部分は、大体0.1~0.3㎜の太さ
ヒエー(>_<)
そんな細い線を残すなんて私だったら出来ない。。
テニスの腕前は??ですが良いラケットを欲しがる私です(笑)
コメント入れ違いでした。今訪問したところです。
でも、「良い道具は必要で~す。」
蕎麦もラケットは随分買いかえました。(^^;)
ほたるがラケットを欲しがると
「ラケットを替えたからといってテニスはうま~ならんぞ、それよりしっかり練習したら!」
とはっぱをかけたりしますが、蕎麦もほたるに少しでも勝ってもらいたいと言う思いもあって、ラケット選びとガット選びの主導権は蕎麦がもっています。
ほたるが今使っているO3を買うときに、蕎麦愛用のラケットは下取りに出されましたとさ。
チャンチャン
またまた詳しい解説ありがとうございます。
そもそも本当によく切れる刃物を知らない私としては
なかなか想像できない世界です。
大工道具や工具の本は、好きでよく見ています。
つい最近も千代鶴是秀の本を読みましたが、
道具の世界も奥深いですね。
実作者であるおろし蕎麦さんに、
いろいろ教えてもらえれば
理解が深まると思いますので
これからもご教授お願いします。
つたない表現で申し訳ありません。多少はお役に立ちましたでしょうか?
千代鶴是秀に関するサイト覗いて参りました。
良い仕事してますね。
私の親父は建具職人の親方として弟子もそこそこ育てたようです。
兄は親父の最後の弟子となりましたが、親父の道具を黙って使うとひどく怒っていたのを思い出します。
よく道具の自慢もしていましたから良い物をつかっていたんだと思います。
そんな血を引き継いだ兄も道具にはこだわりをもっていますね。趣味の料理においても和包丁は板前さんが使う専門的なものを揃えるほどのこだわり方です。
私も数年前のホタルの誕生日に「菊一文字」の左利き用の出刃を偶然みつけましたのでそれをプレゼントしました。
なんちゅうプレゼントやねん!というツッコミはなしということで・・・・・
ホタルさんにプレゼントされた出刃は、
ステンレスor鋼?
maryさんは包丁が錆びていても平気で使ってます。
私は食器洗いの最後にその錆びた包丁を
簡易ダイヤモンド砥石で研いでます。
錆が取れて地金が光ってくるのが好きです。
女性はあまり道具にこだわらないですね。
私の祖父が使っていた砥石があるのですが、
どれも凹面になっています。
おろし蕎麦さんは、砥石の面直しどうされてますか?
包丁を研ぐ前に砥石の面研がなあかんかと思うと なかなか先に進めません。
これから、おおいに語ろうではあ~りませんか!
まず
砥石のオロシ方ですが、仕上げ砥石のばあいは荒砥で表面を大きく動かしながらまんべんなくオロシてください。荒砥はホームセンターで売っているものでOKですが、あまりメッシュが荒いのは表面を傷つけるので、中間くらいのものがよろしいかと。
荒砥が減ってきた場合は、ブロックの上でオロシてください。いずれの場合も水は必要です。(^_^)v
それ程時間がかかるものではありませんので、日頃からこまめにメンテするよう心がけてください。
面が平らになった仕上げ砥石を使うと、刃物が砥石に吸い付くような感じで「ぬめー」とした感触が心地よく癖になると思います。これが天然物の醍醐味でしょうか。
ほたるにプレゼントしたものは鋼製のものですが、兄に言わせると、ステンの出刃は骨を切っても刃こぼれしないので魚など捌く時にとてもいいそうですヨ。
これは新着情報です。
よなよな刃物研ぎをお楽しみあれ!
刃傷沙汰だけはくれぐれもお気をつけあそばせー・・・・
〔追申〕
ボツネタはぜひこちらでご紹介を!!
ちょっと疑問です。
仕上げ砥石を荒砥で面直しするんですか?
>荒砥が減ってきた場合は、ブロックの上でオロシて>ください。
ここの表現の意味がよくわかりません。
あ、わかりました。
荒砥の面直しを、ブロックですると言う事ですね。
プロの人には当たり前のことでも、
アマチュアには理解出来てない事が多いです。
私は、壊れたものを自分で修理をするのが好きです。自動車、自転車、家電品・・・
その都度関連の本を読んでチャレンジするのですが、9割までうまくいっても、最後の1割でミスる事が
多々ありました。
そしてその1割は、 本とかに載っていない
現場の知恵というような部分でした。
おろし蕎麦さん 本には載っていない
現場の知恵を色々教えてください
荒砥も、仕上げ砥石の面直しだけに使用するのであれば減る物ではありませんが、刃物を研いだりしたときにどうしても面が凹みますのでその面直しという意味ですので、ご了承ください。