2007年03月22日
恩人
前回話した上司のNさん。
実はこの人の話にはつづきがあるんです。
勤めだして一年余りが過ぎた頃、
月曜日出勤すると、Nさんの姿が無い。
仕事の虫で、滅多に休みなんて取らないのに、どうしたのかなと
思ってると、隣の席のおばちゃんが
「Nさん、大変なことになったなあ」と話しかけてきた。
話を聞いて 愕然 とした。
休日、山へ枝打ちに行って、登っていた枝が折れ、
かなりの高さから落ちたそうだ。
剪定の機械を背負っていたまま地面に背中から叩き付けられた為、
背骨を骨折。
命には別状はないが、下半身は麻痺するだろうとのことだった。
つねづね、作業の時は命綱を付けるように言われていたのに・・・・・
過信が招いた事故だった。
病院にお見舞いに行くと、
医者からすでに症状は聞いていたのか、私の顔を見ると
「○○ちゃんと同じになってしもうたわ」と力なく笑った。
「こんなのは私一人で良かったのに・・・」と私も少し笑った。
こんな良い人が、何でこんなことになるの?!
メチャクチャ腹が立った。
そして、何の力にもなれない自分にも腹が立った。
半年後、Nさんは職場に復帰した。もちろん車椅子で。
事務所に二人だけになった時、Nさんが言った。
「あんたがいてくれて良かったわ」と
私を見ていたから、車にも乗れるし、仕事もある程度はできると
分かっていたので、早く戻らないといけないと思って、リハビリを
頑張れたと。
会っていなかったら、車椅子で職場に通うなんて事は考えられず、
諦めて仕事を辞めていただろうと話してくれた。
こんな私でも、少しでもNさんの力になれたのかと思うと嬉しかった。
あれから、十数年。
今でも一緒に仕事をしている。今でも頼れる上司です。
実は車椅子テニスを始めたのはNさん。
家に閉じこもっていてもつまらないから、障害者仲間で集まろうと、
で、ただ集まるだけでもつまらないから何かしようと言いだして、
誘われてやり始めたのが『テニス』
Nさんがいなかったら、私はテニスの楽しさも知らなかっただろうし、
おろし蕎麦とも出会えなかった。
いろんな意味でNさんは、私の
恩人
なんです。
実はこの人の話にはつづきがあるんです。
勤めだして一年余りが過ぎた頃、
月曜日出勤すると、Nさんの姿が無い。
仕事の虫で、滅多に休みなんて取らないのに、どうしたのかなと
思ってると、隣の席のおばちゃんが
「Nさん、大変なことになったなあ」と話しかけてきた。
話を聞いて 愕然 とした。
休日、山へ枝打ちに行って、登っていた枝が折れ、
かなりの高さから落ちたそうだ。
剪定の機械を背負っていたまま地面に背中から叩き付けられた為、
背骨を骨折。
命には別状はないが、下半身は麻痺するだろうとのことだった。
つねづね、作業の時は命綱を付けるように言われていたのに・・・・・
過信が招いた事故だった。
病院にお見舞いに行くと、
医者からすでに症状は聞いていたのか、私の顔を見ると
「○○ちゃんと同じになってしもうたわ」と力なく笑った。
「こんなのは私一人で良かったのに・・・」と私も少し笑った。
こんな良い人が、何でこんなことになるの?!
メチャクチャ腹が立った。
そして、何の力にもなれない自分にも腹が立った。
半年後、Nさんは職場に復帰した。もちろん車椅子で。
事務所に二人だけになった時、Nさんが言った。
「あんたがいてくれて良かったわ」と
私を見ていたから、車にも乗れるし、仕事もある程度はできると
分かっていたので、早く戻らないといけないと思って、リハビリを
頑張れたと。
会っていなかったら、車椅子で職場に通うなんて事は考えられず、
諦めて仕事を辞めていただろうと話してくれた。
こんな私でも、少しでもNさんの力になれたのかと思うと嬉しかった。
あれから、十数年。
今でも一緒に仕事をしている。今でも頼れる上司です。
実は車椅子テニスを始めたのはNさん。
家に閉じこもっていてもつまらないから、障害者仲間で集まろうと、
で、ただ集まるだけでもつまらないから何かしようと言いだして、
誘われてやり始めたのが『テニス』

Nさんがいなかったら、私はテニスの楽しさも知らなかっただろうし、
おろし蕎麦とも出会えなかった。
いろんな意味でNさんは、私の

